こんばんは。
前回に引き続き、BMW 内圧コントロールバルブについてです。
R1200シリーズ用として、φ22サイズの内圧コントロールバルブがありますが、
街乗りやツーリングをメインに低回転域と高回転域のバランスのとれた、本来のエンジンパフォーマンスを発揮するスタンダードタイプ。
またスタンダードタイプよりも少しやんちゃなセッティングの、高回転域での伸びを重視したレースユースを視野に入れているR-spec 。
2つのタイプをラインナップしておりました。
2014年モデルではR1200GS及びアドベンチャー、R1200RTがデビューしましたが、
こちらのモデルが水冷になったことにより、適合するサイズはφ16に変わっております。
φ16サイズではスタンダードタイプのみの取り扱いでした。
しかし今回φ16サイズでもR-specをご用意することに致しました。
R-specの特性は上記にて説明はしましたが、
どういう仕組みで低回転域と高回転域のセッティングを決めているのか...
ちょっとだけ中身をごらんください。
こちらが内圧コントロールバルブのバルブです。
本体を振るとカチャカチャなる正体です。
上から見てもただの丸い何かですが...
ひっくり返してみると、このように複雑な形状になっています。
ちなみに左はR-spec用ですが、右がスタンダードタイプ、
R-spec用が中心部分をえぐり取られ軽量化されています。
また軽いだけではなく、この形にも秘密が...あるかもしれません。
他にもスタンダードとR-specでは、ボディ内部の形や太さやあれやこれや...
キリがないくらい違いがあるんです。
新しくなった水冷R1200シリーズでぜひ効果を感じてください。
中島(^^)
R-SPEC
2015/01/16