台風11号が迫っています
各地の皆様、お気を付けくださいませ
今週末は家でゆっくりされる方も多いのではないでしょうか?
ということもあり、またまたブログアップで皆様に読んで頂こうと思っています !
では、本題の
M7RR
の簡単な技術解説です
そもそもどんな考えで作られたタイヤなのかという事は
前回のブログM7RR(開発フィロソフィー編)をご確認お願いします (^^)
↑をご覧のとおり今回は外径が大きくなり、新しいプロファイルを採用しています
??? つまり・・・
直立状態からの素早いバンクと、ラインを変える際の自由度の高いハンドリングを可能にしてくれます。直線はM5よりも5%も広い設置面積を確保し、より優れたグリップ力を発揮しています。サイドウォールの高さは3mm高くなり(M5比)、バンク中にアクセルを開けたときのトラクションを確保します。これは、素早いコーナーの脱出を可能にしてくれるハズ ♪
内部構造は、
世界ではじめてスチールベルトを採用したメッツラータイヤならではの進化が遂げられています
綿密度が高く引張強度の高いレーヨンを採用し、遠心力によるタイヤの変形を抑制しています。つまり、高速走行時、ブレーキング時、コーナーリング時・・・等々 どんな時もタイヤは最適な形状を保持できます。また、ゴムの割合を増やすことで弾性を高め、路面状況の情報をライダーに伝えやすくしています
グルーブデザインは、
予期せぬウェット路面や汚れた路面に出会っても、高いマージンを持って対応できるようにレインタイヤなみの排水性が追求されています。縦方向と横方向のグルーブはとても複雑になっています。
コンパウンドについては、
↑はとてもわかりやすいイラストですね。
フロントにはシリカを100%配合していますが、路面温度が高い状況でも安定して性能を発揮するそうです。
リアタイヤでは、シリカ含有量を変えて、ドライグリップとウエットグリップの両立を可能にしました。
これは「DSM」と言われるコンパウンドのミキシング技術によるものです。分子を最大限に分散させ、均一性を生み出しました。
Different Stage Mixingの略です
ここまで読んで頂きまして有り難うございます(^^)
ウンチクが長くなりましたが、楽しみなタイヤであると完結しましょう (笑)
ポイントは
1、外径の大きい新プロファイルで優れたハンドリングと路面追従性を実現
2、内部構造の最適化により、減速時やコーナーリング時の優れた安定性、
路面状況の把握といった安全性の確保
3、雨天時でも安心してバンクできる優れたウェットパフォーマンス
4、新しいコンパウンドによる、高いドライグリップ力とウェットパフォーマンスの両立
です。
9月以降のシーズンも楽しみが増えました
青木
M7RR (技術解説編)
2014/08/09