クランクシャフト

クランクシャフト

2015/01/15

エンジン作業でいつも興味深い内容の1つが

クランクシャフトです

モデルによって勿論ことなる形状をしています

899はどうなっているのか???

 



↑はDUCATIでは長らく見てきた形状のクランクです

749Rのクランクシャフトです

形状からも分かるようにまさに「R」用です

内側がえぐり取られ、フエブは小さくです

回転慣性マスをおさえ、軽く、ピックアップ良く、高回転での使用に適しています

これらの場合は多くが、コンロッドやピストンなども軽量化されています

勿論、バランスの問題でもあります

 



真上(ピストン側)から見た画像です

1199Rとの比較です

749Rよりもフエブ自体は大きいですね

でも、しっかりと内側は削り取られています

それよりも全長が短くなり、強度が増した事が良くわかります

 



同じく、1199Rと749Rの比較です

小さければ良いというものではないですが、

排気量の違いで、同じ「R」でもこれだけ違います

 



これが899のクランクシャフトです

裏から見ると穴が左右にそれぞれ開けてあります

これは軽量の為ではなく、バランスをとった結果です

穴があいている部分とその外側の段差は軽量化の結果です

 



ついでに(^^)

左が1199R  右が1199S

の比較をしてみました

排気量が同じでも、車輌のコンセプトが違えばこんなにも中身が違う事が

良く分かります

 

奥の深い、でもまだ入り口のクランクシャフトのお話でした

これに付随する、フライホイール、ピストン等も興味深いものです !!!

 

青木
この投稿は2015/01/15