エンジン作業でいつも興味深い内容の1つが
クランクシャフトです
モデルによって勿論ことなる形状をしています
899はどうなっているのか???
↑はDUCATIでは長らく見てきた形状のクランクです
749Rのクランクシャフトです
形状からも分かるようにまさに「R」用です
内側がえぐり取られ、フエブは小さくです
回転慣性マスをおさえ、軽く、ピックアップ良く、高回転での使用に適しています
これらの場合は多くが、コンロッドやピストンなども軽量化されています
勿論、バランスの問題でもあります
真上(ピストン側)から見た画像です
1199Rとの比較です
749Rよりもフエブ自体は大きいですね
でも、しっかりと内側は削り取られています
それよりも全長が短くなり、強度が増した事が良くわかります
同じく、1199Rと749Rの比較です
小さければ良いというものではないですが、
排気量の違いで、同じ「R」でもこれだけ違います
これが899のクランクシャフトです
裏から見ると穴が左右にそれぞれ開けてあります
これは軽量の為ではなく、バランスをとった結果です
穴があいている部分とその外側の段差は軽量化の結果です
ついでに(^^)
左が1199R 右が1199S
の比較をしてみました
排気量が同じでも、車輌のコンセプトが違えばこんなにも中身が違う事が
良く分かります
奥の深い、でもまだ入り口のクランクシャフトのお話でした
これに付随する、フライホイール、ピストン等も興味深いものです !!!
青木
クランクシャフト
2015/01/15