お早うございます
サービスの青木です
題名の言葉「イレブンデグリー」ってDUCATIな皆様は
良くきかれるようになったのではないでしょうか
簡単な説明ですが、「バルブタイミング」といいまして、エンジンの吸入、排気を行うためバルブの開閉時期がそれぞれのエンジンには設定されています。吸気/圧縮/燃焼/排気という行程を繰り返しますが、そのサイクルの中で、一度だけインテークバルブとエキゾーストバルブが同時に開いているときがあります。
それを「オーバーラップ」と言い、
排気行程の終了間際に吸気ポートを開き、吸気の充填効率改善を目的としています。
イレブンデグリーとはこの角度のことを意味します
ではでは、スクランブラーはどうなっているのでしょうか?
このエンジンのベースはモンスター796系です
では、同じく41度なのでしょうか?
既にご試乗の皆様はお気づきかと思いますが、今までと雰囲気が違ったのではないですか?
ここまで書けばお察しがつくと思いますが、
スクランブラーのオーバーラップは「イレブンデグリー」です
スクランブラー用に専用開発されました
(DUCATIのパッションを感じます)
ということで、今週末には試乗も解禁となる予定ですので、
是非、イレブンデグリーを感じにご試乗にご来店くださいませ
青木
P.S.
簡単なおさらいを追加です(ネットで簡単に調べられることは割愛します)
・最高出力は本国同様の75hp/8,250(日本では表記の問題で72hpとされています)
・最大トルクも本国同様の6.9kgm/5,750(日本では表記の問題で6.7kmgとされています)
・オーバーラップ11度のエアセカンダリーシステムつき新型ヘッド
・一体構造のカチ割りコンロッド
・50φのシングルスロットルボディー(2インジェクター)
・エンジン温度80度でのアイドリング(オーナー様は試してくださいね)
・APTCクラッチ(モンスター696系) スリッパーではないです
・ジャンプスタートケーブルあり (シート下)
まだまだあるのですが、技術的な内容で注目している点でした
イレブンデグリー (11°)ですよ!!!
2015/06/18